このニュースを聞いて、あることが頭に浮かんだ。
日本では、サッカー選手がフィギュアスケートでオリンピックを目指すなんて考えられない。(プロ野球選手がプロゴルファーに、柔道家が格闘家にはあるが・・・)
日本では小学校から野球なら野球だけ、サッカーならサッカーだけと徹底的に1種目に集中して取り組む。その為に、それ以外の競技経験をすることが少なく、得意なスポーツ種目を複数持つことがまれである。
欧米では、中学までいろいろなスポーツ競技を経験し、その後専門の競技を見つけるので、バスケット、野球、サッカー、アメリカンフットボールと複数の競技をこなす選手が沢山現れる。
小さい頃から1種目だけの競技に集中して取り組む日本のやり方がいいと、私は思えない。
今の日本のスポーツ事情だと、高校や大学になり、故障等何らかの理由で経験の少ない他競技に移った場合、良い成績を収めることが出来ないのが一般的だ。
学業を横に置き、一つのスポーツ競技ばかりしていると、社会で活躍できないだけでなく、他の競技種目へも移れないのだ。
子ども達には、もっと可能性を与えてあげたい。
いろんな競技ができ、社会でも活躍できるそんなアスリートに育ててあげたい。
それが、私の考える「ビジネスアスリートの育成」でもある。
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[ベルリン 28日 ロイター] サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会で、トルコの3位躍進に貢献した元代表FWイルハン・マンスズ(35)が、フィギュアスケートでの2014年ソチ冬季五輪出場を目指し、トレーニングに励んでいる。
2006年に現役引退を表明し、その後はテレビの世界で活躍していたイルハンがフィギュアスケートに興味を持つきっかけとなったのは、2008年に出演したテレビ番組の企画。著名人がスケート選手とペアを組んで演技を競う企画に参加すると、それまでスケートの経験がなかったにもかかわらず優勝した。
その番組でパートナーを務めたのが、2002年のソルトレークシティー冬季五輪にスロバキア代表として出場した経験を持つオルガ・ベスタンディゴバ。現在2人は恋人同士で、ソチ五輪出場を目指して一緒に練習に励んでいる。
イルハンは「非常に楽しんで取り組んでいる。1日に6─8時間ほどトレーニングしてきた。われわれは飛躍的に成長しているから、五輪に向けて練習することを決めたんだ」と語っている。