「文」を極めるには「武」によって培われれる健全な肉体と精神が必要であり、
「武」を極めるには「文」によって培われれる明晰な頭脳が必要である。
という意味と解釈しています。
文武両道のキーワードは、「良い習慣」と考えています。
「文武両道、日本になし」という本がありました。
「日本には、文武両道の人がいないが、
アメリカでは、スポーツと引退後の社会の両方で成功している人が沢山いる」
という内容です。
なぜ、日本で文武両道が育たないのか?
私は、システムの違いだと思います。
アメリカには、文武両道を育てるシステムがある。
アメリカの大学ではNCAA(全米大学体育協会)が、
1週間に○○時間以内と練習時間に制限をかけています。
(一日中練習していたら、勉強する時間がなくなるし、体にもよくない)
さらに、学業が駄目だと、クラブをやめさせられることになる。
(学業を重視しています)
また、練習時間を制限しても、十分な勉強時間は取れません。
そこで、練習にも、勉強にも集中力が必要になってきます。
結局、時間を有効に使うようになり、良い習慣が身につくわけです。
企業も、「勉強だけ」「スポーツだけ」という人より、応用力があり、良い習慣を持った人を採用するのではないでしょうか?
将来のために、今何をしなければならないのか?
もう一度考える必要がありそうです。
植田 真司