経済活動の自粛と再開、いろいろと議論されているが、
そもそも、経済学は何を目的としているのか?
そもそも、経済学は何を目的としているのか?
経済とは、経世済民の略です。よって、経済学は、
「 世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」学問ということになります。
「 世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」学問ということになります。
しかし、今の経済学は、「民を救う」より「企業や投資家の利益最大化」を目的にしているように思えます。
経済学には、「論理学的アプローチ」と「工学的アプローチ」の2つの起源があると言われています。
前者は、民全体の益や善を目的とするもの。
後者は、自己利益最大化を目的としたものに思えます。
前者は、民全体の益や善を目的とするもの。
後者は、自己利益最大化を目的としたものに思えます。
後者の学問が利益主義になった理由は、数値化すると集計・計算が容易く、結果が明確であった。
そのため、数値化しにくい人間の感情は排除され、人間の感情から離れたものになった。
さらに、自己利益最大化の学問には、ニーズがあったからでしょう。
証券取引や先物取引も、本来は企業活動を安定させるためのもの。
しかし、今では投資家の利益追求に利用されています。
コロナで、店を閉め、じっと我慢している人がいる中で、
株価の変動に便乗し、当たり前のように利益を得ようとしている人がいます。
まずは、「利益至上主義」の経済学から、人間中心「民を救う」経済学に戻したいものです。
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