と私は思う。
もともとは、スポーツも、昔は武道の精神に近いもであったと思う。
・フェアプレー精神
(ルールを守り、安全に、公平にプレーし、審判や相手に敬意を払う精神)
・スポーツマンシップ
(スポーツのルールを遵守して競技を行い、相手の選手に対する尊敬や賞賛する精神)
・ノーサイド
(試合終了とともに、敵・味方に別れて戦った選手が、勝ち負けを離れてお互いのスポーツマンシップを讃え合う)
しかし、
サッカーも、昔は勝つことよりも、プレーすることが大切で、延長がなかったが、今は、延長がある。
オリンピックも、昔は、参加することに意義があった。しかし、今は勝つことに意義があるようになってしまった。
武道研究家の中村民雄教授(福島大)は、武道とスポーツの違いを下記のように説明している。
「欧米生まれの近代スポーツは、結果に最大の価値を置く。武道は過程に最大の価値を認める」
まさに、結果を重視するか、過程を重視するか?
今は、世の中も結果重視になり、
フェアプレー精神を無くしかけているように思う。
企業は、利益という結果で判断される。
学力も、偏差値という結果で判断される。
私は、結果重視と過程重視のバランスが崩れていると思う。
今こそ、武道の精神=過程を大切にすべきだと言いたい。