足形は大きく3種類に分けることができます。
エジプト型 (オブリーク型ともいう) 親指(第一趾)が一番長い
ギリシャ型 (ラウンド型ともいう) 人差し指(第二趾)が一番長い
正方形型 (スクエア型ともいう) 第一趾から第三趾まで同じ長さ
足の形と靴の形があっていないと足にトラブルが発生可能性が高くなります。
加藤先生は5186人測定し下記のように示しています。 (1991年 加藤宏)
型 加藤 宏 * 参考 石塚 忠雄
エジプト型 (オブリーク) 74.8% 65%
ギリシャ型 (ラウンド) 19.1% 20%
正方形型 (スクエア) 6.1% 15%
参考まで、石塚先生の測定も。若干違いがあるようですね。
よって、靴選びでは、サイズだけでなく、足の形を考えて選ぶ必要があるのです。
また、形だけでなく、左右のシューズの大きさにも注意が必要です。
実は、足の大きさには、左右同じではないのです。
アメリカのデータでは、70%の人が左右の足の大きさが違う。
日本でも約80%の人が左右の足の大きさが違うといわれています。
男女ともに、左足の方が大きい傾向にあるようです。
アシックスやミズノから、一部のモデルで左右のサイズ別に購入できるようになりましたが、これは、上記のような事情があるためです。
左右のサイズ別の販売はしてますが、足の型による販売をしているところはまだ少ないようですね。
ちなみに、足の分類でなぜ、ギリシャ型、エジプト型と呼ぶのか?
この呼び名の由来はどうやら彫刻にあるようです。
パリのルーブル美術館でギリシア・ローマ時代の彫刻とエジプト彫刻を調べたところ、ギリシア・ローマ時代の彫刻20数体のうちすべてが「第2趾が母趾よりも長い」造形で、エジプト彫刻の30数体のうち約半数が「母趾が第2趾よりも長い」造形なのだそうです。
参考文献:「足の事典」