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2007年01月09日

素材シリーズ  プラスチック(合成樹脂、高分子材料)

プラスチック(合成樹脂、高分子材料)について

プラスチックは、今やあらゆるところで使われている。
最も汎用性の広い材料といえる。

プラスチックには、2種類の樹脂がある。

 熱可塑性樹脂 (Thermoplastic resin)
 温度が上がり、ガラス転移温度または融点に達することによって軟らかくなり、目的の形に成形できる樹脂のこと。

 熱硬化性樹脂 (Thermosetting resin)
 温度が上がると重合を起こして高分子の網目構造を形成し、硬化して元に戻らなくなる樹脂のこと。


代表的な熱可塑性樹脂
 ポリエチレン(PE) サッカー等防具、スキー靴、スーパーの袋

 ポリプロピレン(PP)  PPロープ、バケツ

 ポリ塩化ビニル(PVC ビニール) 合成皮革(野球ベース表面、キャディバック)

 ポリエステル(PET=ポリエチレンテレフタレート) ペットボトル、人工皮革、ウエア

 エチレン酢酸ビニル(EVA) シューズのソール

 ポリアミド(=ナイロン ) シューズのアッパー、ウエア

 ABS樹脂 (アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン) ゴルフヘッドインサート、野球用ヘルメット、スキー板表面材

 ポリカーボネイト ヘルメット、空手防具、ゴーグル (透明)

 ポリウレタン(PU)*  シューズのミッドソール


代表的な熱硬化性樹脂
 ポリウレタン(PU)*  シューズのミッドソール、スキー靴

 エポキシ樹脂       複合材料の母材として

 熱硬化性樹脂は硬くて熱や溶剤に強いので、スポーツ用具の表面処理や焼き付け塗料などにも使用される。


*ポリウレタンは、熱可塑性ウレタンと熱硬化性ウレタンがあり、一般的に普及しさまざまな用途に使用されている樹脂である。
繊維製品(ストレッチ素材)  水着
  人工皮革・合成皮革     サッカーボール、手袋
靴底など
  弾性材           陸上競技場のトラックやテニスコート
  ウレタンフォーム(シーリング材、充填剤、断熱材)
塗料
接着剤

ウレタンについて詳しく知りたい方は下記へ
http://www.urethane-jp.org/shiritai/shiritai_2.htm


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posted by 植田真司 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ用具の素材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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プラスチックのレビュー
Excerpt: 使いやすいサイズです。私は中とセットで購入しました。・ポスター”セパタクロー大阪オープン”・チタンボールで燃費向上 GOJOがガソリン車用・血染めのボタンの記憶・藍 全英2日目は聖地の洗礼受ける・日本..
Weblog: ボールの日
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