<< 2020年05月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

2020年05月04日

経済学は何を目的としているのか?

経済活動の自粛と再開、いろいろと議論されているが、
そもそも、経済学は何を目的としているのか?

経済とは、経世済民の略です。よって、経済学は、
「 世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」学問ということになります。

しかし、今の経済学は、「民を救う」より「企業や投資家の利益最大化」を目的にしているように思えます。

経済学には、「論理学的アプローチ」と「工学的アプローチ」の2つの起源があると言われています。
前者は、民全体の益や善を目的とするもの。 
後者は、自己利益最大化を目的としたものに思えます。

後者の学問が利益主義になった理由は、数値化すると集計・計算が容易く、結果が明確であった。
そのため、数値化しにくい人間の感情は排除され、人間の感情から離れたものになった。
さらに、自己利益最大化の学問には、ニーズがあったからでしょう。

証券取引や先物取引も、本来は企業活動を安定させるためのもの。
しかし、今では投資家の利益追求に利用されています。

コロナで、店を閉め、じっと我慢している人がいる中で、
株価の変動に便乗し、当たり前のように利益を得ようとしている人がいます。

まずは、「利益至上主義」の経済学から、人間中心「民を救う」経済学に戻したいものです。
posted by 植田真司 at 17:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。