テニス用具
木で作られたラケットと綿で作られたラケットケースです。
いつの年代のものかは不明です。
詳しい方おられましたら、コメントください。


テニス用具の変遷
ラケットは下記のように変遷してきます。
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
古代ローマでは、皮に羽毛などをつめたボールを相手に手で打ち返す遊びをしていました。フォリスとかトリゴンと呼ばれていました。
フランスの修道院でも11世紀に手のひらを使ったゲームが考案されています。これがテニスの原型だとも言われています。
手のひらやグローブをはめた手で、王侯貴族階級を中心に流行しました。
手で打ち合うことからジュドポーム(Le jeu de paume: 手のひらゲーム)と呼ばれていました。
その後フランスから13世紀にはイタリアへ広まり、14世紀には、ガット(羊の腸)を張ったラケットがイタリアで発明されます。
手で直接打つのではなく、革や木で作った道具でボールを打ちあうようになり、これがラケットの始まりと言われています。
ラケット (Racquet, Racket)の語源はイタリア語のRachettaといわれています。ちなみに、Rachettaはラテン語の Rachete(手首もしくは足首)からきています。
さらにテニスが盛んになったのは16世紀になってからです。時のフランス皇帝ルイ14世がヴェルサイユ宮殿の「テニスコートの間」で貴族相手にテニスを楽しんだそうです。
フランスの歴代の王はこのジュドポームが好きだったようです。テニスが、貴族の遊びだったことがわります。
参考資料
1876年(明治9年)横浜の山手公園で日本で初めてテニスが行われました。
第一回ウィンブルドン大会がその翌年1977年に開催されています。
そのテニス発祥を記念して120年後の1996年(平成10年)テニス発祥記念館が建てられました。昔のテニスウエアやテニス道具などが展示されています。